部屋ってどうやって決めたらいいの?

社会人になって、まず直面する大きな選択肢のひとつ――それが「どこに住むか」。
特に都内勤務になると、家賃の高さ・通勤時間・住環境など、悩む要素が山のように出てきます。物件を探すサイトを見ても、情報量が多すぎて「正直、何が正解かわからない…」という人も多いはず。
この記事では、都内勤務の新社会人に向けて、一人暮らしの物件選びで後悔しないためのポイントをまとめました。
実際に私自身が社会人になって一人暮らしを始め、「こだわってよかったこと」や「正直失敗したな…」という体験も赤裸々にお伝えします。
この内容を読めば、自分にとってベストな物件のイメージがきっと固まるはず。
せっかくの新生活、「帰りたくなる部屋」に住むために、少しだけ真剣に考えてみませんか?
① そもそも「賃貸」って何?

初めての一人暮らしだと、「賃貸」についてそもそもよく知らないという人も多いです。
簡単に言うと、賃貸とは自分の家ではなく、人の物件を毎月お金を払って借りる仕組みのこと。家賃はもちろん、契約時には「敷金」「礼金」といった初期費用が発生します。もちろん、持ち家と違って物件の価値が自分の資産になることはありません。
でも、最初の一人暮らしは賃貸が圧倒的に主流。引越しの自由度もあるし、仕事やライフスタイルの変化に柔軟に対応できるのが魅力です。
② 都内勤務でも住む場所は「都内」に限らない
「都内で働くなら、都内に住むべき」と思いがちですが、実際は千葉・埼玉・神奈川も視野に入れたほうが圧倒的に選択肢が広がります。
例えば、都内のワンルーム家賃が月9万円だとしても、千葉や埼玉なら同じ価格で1Kや1LDKが狙える。駅チカ・築浅といった条件も妥協しなくて済みます。
私のおすすめは、職場まで乗換1回以内、通勤時間30分以内をひとつの目安にすること。これを満たす場所なら、千葉県市川市や船橋市、神奈川なら川崎市あたりも候補になります。
※都内のどこが勤務地なのかにも寄りますけどね笑
③ 通勤時間は「甘く見ない」が吉

部屋探しのときに軽く見がちなのが「通勤時間」。
たとえば「50分かかるけど家賃が安いから」と選んでも、毎日往復で1時間40分は地味にきついです。満員電車ならなおさら。朝から疲れるのって、地味にストレス溜まります。
ただし一つの裏技として、「始発駅」を選べば、遠くても座って通勤できるというメリットがあります。通勤中に読書や寝る時間を確保できるので、効率がいいという声も。
要するに、「時間の長さ」だけでなく「快適さ」も考慮すべし、という話です。
通勤時間30分で満員電車の中押しつぶされそうになりながら立っているのと、通勤時間1時間でずっと座っていられるのどちらがいいでしょうか?
④ 家賃を抑えるならこの条件をチェック!
社会人1年目はまだ貯金も少なく、月々の支出はできるだけ抑えたいところ。家賃は固定費なので、最初の段階で節約できると毎月の余裕が全然違ってきます。
家賃を抑えたいなら、次の条件をチェックしてみてください:
- 敷金・礼金ゼロ:初期費用を大幅にカットできます。
- インターネット無料:地味に月数千円浮くのは大きい。
- 木造より鉄骨・RC(鉄筋コンクリート):防音性が高いけど、古めなら家賃は控えめ。
- 1階・線路沿い・お墓近くなど:条件に妥協すればその分安いことも。
ただし、「安い=正義」ではなく、自分が妥協できるラインを明確にしておくことが大事です。
⑤ 条件は最初に決めておくのが超重要

家探しで一番やってはいけないのは、「とりあえず物件を眺めることから始める」こと。
条件を決めずに探し始めると、迷いが増えて決められなくなるし、気づいたら優柔不断に1ヶ月…なんてこともザラです。
私が実際に設定していた条件はこちら:
- バストイレ別
- 木造以外(音に敏感)
- 築20年以内
- 駅徒歩20分以内(←これはちょっと後悔)
- 職場まで乗換1回以内
- 寝室はリビングと分けたい
今思うと「駅徒歩20分」は無理がありました…。
最終的には、スーパーが遠くて買い物が面倒&駅まで毎日歩くのがしんどかったので、今度引っ越すなら絶対「駅徒歩10分以内」にします。
⑥ 複数内見が理想。でも現実は甘くない
理想を言えば、5件以上内見して比較したいところ。写真ではわからない「日当たり」「騒音」「周辺環境」など、現地でしか感じられない情報は多いです。
でも、現実はそううまくいきません。
人気物件ほど、いいなと思った瞬間に埋まる。迷ってるうちに他の人に取られる、なんてことも珍しくないです。私も2件目を内見した次の日には「申込入りました」と言われて、めちゃくちゃ焦りました。
つまり、優先順位が決まってないとすぐ動けない=チャンスを逃すということ。
条件を明確にして、内見前から「ここならOK」のラインを持っておくことが大切です。
⑦ 「帰りたくなる部屋」が最強

最終的に私が一番こだわったのは、「部屋の広さと快適さ」でした。
家賃が少し高くても、狭くてストレスが溜まる空間では生活の質が落ちると感じたからです。
広めの部屋を選んだことで、趣味の漫画やアニメグッズを気兼ねなく飾れるし、ゆったり食事や作業もできます。
社会人になると、仕事で疲れた体と心を癒すのは、やっぱり**“自分の部屋”**なんですよね。
「家に帰りたい」「自分の部屋が落ち着く」って思えるかどうかで、毎日の幸福度は大きく変わります。
⑧ まとめ:妥協と直感、どちらも大事な一人暮らしの部屋選び
社会人になってはじめての一人暮らし。
「どこに住めばいい?」「何を重視すべき?」と悩むのは当然です。
今回の記事では、都内勤務を前提に、
- 賃貸の基本知識
- 家賃を抑えるテクニック
- 条件設定の重要性
- 内見のリアル
- 快適な部屋選びのコツ
を紹介してきました。
私自身の体験から言えるのは、**「完璧な物件は存在しない」**ということ。
いくつかの条件は妥協する必要があるし、タイミングも大きい。
それでも、最初にしっかり自分の希望を整理しておけば、焦らずに判断できます。
そしてもう一つ伝えたいのは、**「直感も大事にしてほしい」**ということ。
「ここに帰りたい」と思える部屋は、見た瞬間になんとなく分かるものです。
家賃の安さや駅からの距離だけでは測れない、“自分に合った空間”を探してみてください。
後悔しない部屋選びをすることで、社会人生活のスタートはきっとポジティブになりますよ!
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